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阿部建設工業株式会社
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WS&FAQ
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2025年、住宅における省エネ基準への適合が義務化されます。
脱炭素社会への対策とともに、電気料金の値上がりや自然災害への備えなどさらに関心が高まっているのが「太陽光発電」です。
そこで、あべけん社屋での太陽光発電の実績を公開しながら、気になるアレコレをお話します!
(使う言葉)
【自家消費】・・・自宅に設置した太陽光発電などで発電した電気を、そのまま自宅で使うこと
【売電】・・・自宅で使いきれずに余った電気を電力会社に売ること
■太陽光発電での発電量を左右する要素
①システム容量:使用するソーラーパネルの性能・枚数によって決まる
②日射量:設置場所や角度、季節、天気、地域等によって決まる
太陽光発電では、日射時間と日射量が重要です。
日射時間が長いほど効率よく発電できる時間が増える
ため、発電量は多くなります。
一定の基準を超えていれば日射の強さは問わない
ので、晴天時より効率は落ちるものの、曇りや雨でも発電は可能です。
〈参考〉日射時間の都道府県ランキング(2021年1月~12月)
参考元:気象庁「過去の気象データ・ダウンロード」
③システム上発生するロス:パネルや季節によって異なる
高温になると発電効率が下がる傾向にあります。
気温が25度以上になると、1度上昇ごとに0.5%発電量が減少するとのことです。よって夏の時期、気温が30度以上の日にはパネルの温度が80度程度まで上昇するため、発電量が30%程度減少する場合があるということになります。
日差しが強ければ良い、というわけではないのです。
では、実際にあべけんの屋根に載っている太陽光パネルの働きを見てみましょう!
■あべけんの2021年度月別発電量と比率
このグラフから、雪の時期も他の季節には劣りますが、ちゃんと発電していることが分かります。
■固定価格買取制度「FIT制度」について
FIT制度
とは、太陽光発電を設置してから10年間(一般家庭に設置されることが多い容量10kW未満の場合)、
一定の価格で電気を買い取ってもらえる制度
です。
太陽光発電の設備だけでは発電された電力を貯めておくことはできません。
発電されたタイミングで自家消費されなかった分の余剰電力は、電線を通じて電力会社に送られます。電力会社はそれを
法令で定められた価格・期間
で買い取ります。
なお、
売電価格は申請した年度によって異なり
、その価格は再生可能エネルギーの普及に伴って年々下がり続けています。
〈参考〉売電価格の推移
※2022年度の売電単価での申請期限は以下の通りです。
10㎾未満…2023年1月6日(金)
10㎾以上…2022年12月16日(金)
■あべけんの2021年度月別消費電力量と比率
■あべけんの太陽光発電による削減経費
夜間に電気を使用しない会社のデータのため一般家庭も同様とは言えませんが、あべけんでは消費電力のうち年間平均23.8%を自家発電でまかなうことができています。
重要なポイントは他にもあります。
あべけんの場合、売電価格が42円/kWhのため電気は買うよりも売る方がお得です。ですが、これから太陽光発電を導入する場合には買う電気の方が高くなってしまうのです。
これからの太陽光発電の役割は、つくった電力を売って利益を得ることから、
賢く自家消費して買う電力を減らすこと
に移行していくようです。
太陽光発電の基本的な考え方を理解すると、「発電しているタイミングで消費できなければ太陽光発電の恩恵を得られないのではないか」、という疑問が出てきます。
ですが、核家族で共働きという家庭も多く、在宅勤務でもなければ昼間は家に誰もいないという家庭も多いでしょう。
そのような家庭での太陽光発電の活用方法をご紹介します。
活用法① 昼間につくった電力のほとんどを売電することで収益を得る。
活用法② 蓄電池を設置して、昼間に発電した電力をその蓄電池に貯めて夜間の時間帯に使用する。
活用法③ 災害時の自家発電として使用する。(蓄電池と併用すると日射の無い時間帯でも安心)
今後、EV(電気自動車)やPHEV・PHV(プラグインハイブリッド車)の普及とともに自家発電を充電に活用する需要が増えてくると考えられます。また、太陽光で発電した電気を使って昼間に沸き上げる自家消費促進型の新しいタイプのエコキュートも登場しており、世界的な省エネへの働きかけの中でさらに活用できる手段は広がりそうです。
ただ、太陽光発電や蓄電池は導入が促進されているものの、購入するとなると今のところ高額であることに変わりありません。
近年では、電力会社や設備会社から
リース契約
で導入可能なプランも出ています。リース料金やリース期間は業者によって異なりますが、東北電力のリースプランの場合(2022年7月現在)は下記のようになっています。
●リース期間 10年
●太陽光発電システム 月々\6,664(税込)~ ※工事費別途
●蓄電池 月々\9,926(税込)~ ※工事費別途
リースで導入するメリットは、初期費用が抑えられる上、リース期間中のメンテナンス費用が補償されているところです。
太陽光発電に適した住宅の方角や屋根の形、補助金の活用など、プロの意見が必要になると思います。
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